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サツマイモのおいしい食べ方 家庭でできる4つの加熱方法 どれが一番甘くなるか比較してみた
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その3:フライパンで加熱 糖度は22.5%に
三つ目は、フライパンでの検証です。濡らしたサツマイモをアルミホイルに包み、フライパンに入れます。フタをし、弱火で10分加熱。途中でサツマイモを裏返して、フタをしてさらに15分加熱します。
調理時間は25分ほど。フライパンで加熱したサツマイモの断面は、皮付近に透明感があり、中心部分は白っぽいものの、しっとりした見た目です。食感は、ほくほく感が強く、多少のねっとり感もあり、甘みもしっかりと感じることができました。
同様にペースト状にして糖度計で計測・算出してみたところ、結果は糖度22.5%。加熱前より12.5%アップしていました。
その4:魚焼きグリルで加熱 糖度は25.5%に
最後は、魚焼きグリルで加熱する検証です。両面焼きタイプを使用しました。濡らしたサツマイモをアルミホイルに包み、魚焼きグリルに入れます。上火、下火ともに弱火に設定し20分加熱しました。
調理時間は20分。断面を見ると、皮近くの外側に広い範囲で透明感があります。食べてみるととても甘く、しっとりとした食感のあとに、ほくほく感が口の中に広がりました。さらに加熱すれば、中心部まで透明感が出て、より甘みを感じる焼き芋に仕上がるかもしれません。
糖度計で計測・算出すると、結果は糖度25.5%。加熱前よりも15.5%アップし、検証した4つの方法のなかで一番、糖度が増す結果になりました。
糖度が最も増すのは魚焼きグリル 好みで調理法を変えるのもおすすめ
検証の結果、糖度計の計測で最も糖度がアップした調理法は魚焼きグリル。続いて、オーブン、フライパン、電子レンジの順でした。
食感は品種にもよりますが、今回の検証で使用した鳴門金時の場合、ねっとり感重視ならオーブンレンジ、ほくほく感とねっとり感を同時に味わうにはフライパン、甘さ重視ならば魚焼きグリルを使うのが良いでしょう。電子レンジは、ほかの3つの方法と比べると甘みに物足りなさはありましたが、10分足らずで加熱でき、時短の面ではメリットが大きいといえそうです。
サツマイモがおいしい季節。好みの加熱方法で楽しみたいですね。
(Hint-Pot編集部)