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「温度帯によって味わいが変化」 醸造元に聞く日本酒をおいしく楽しむ方法とは

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著者:Hint-Pot編集部

温度の違いで香りや味わいが変化 “通”な日本酒の飲み比べ方

少しのお燗ならお椀に80度ほどの湯を張り、日本酒を入れたお猪口ごと温める方法もあるそう【写真提供:朝日酒造「KUBOTAYA」】
少しのお燗ならお椀に80度ほどの湯を張り、日本酒を入れたお猪口ごと温める方法もあるそう【写真提供:朝日酒造「KUBOTAYA」】

――そのままでも、もちろんおいしいですが、さらに日本酒を楽しみたいです。プロがおすすめする、飲み方はありますか?

「ひとつの商品を冷たいものと温めたもので温度帯の違いで楽しんでいただき、好みの温度帯を見つけるという楽しみ方はいかがでしょうか。日本酒は飲む温度帯によって味わいが変化する酒です。温めることで甘味や旨味が深まり、膨らみのある味わいを感じられます。

『久保田 萬寿』や『久保田 碧寿』といった、一般的に値段の高い『純米大吟醸や大吟醸をお燗にしていいの? もったいない!』というお声を伺う機会も多いです。

 生酒以外のお酒でしたら温度帯を変えて飲むことで、新しいおいしさに出合えることもあります。ただし、温めすぎるとさわやかな香りや繊細な味わいを感じにくくなるので、人肌からぬるいくらいの35度から40度くらいがおすすめです」

 いい日本酒だからこそ、温めることで華やぐ香りや味の変化を比べてみるのは、“通”な楽しみ方といえそう。年の初めを祝うためのおいしいお酒、さまざまな方法で味わい尽くしたいですね。

(Hint-Pot編集部)