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3週間で食習慣も改善の「おにぎりダイエット」 管理栄養士考案のパン置き換えレシピも紹介

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

「糖質を控えるのはストレスが溜まりがち」 継続しやすさを重視

プロボクサーの減量経験をダイエットプラグラムに
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 小澤さんがカロリー制限で炭水化物が中心のおにぎりを軸にするのは、手軽さや続けやすさが大きなポイントだといいます。

「糖質制限も有効なダイエット法ですが、エネルギーに効率良く転換する糖質を控えるのはストレスが溜まりがち。おにぎりは家庭でも簡単に用意でき、コンビニエンスストアなどでも手軽に購入できます。具材もバリエーション豊富です」

 おにぎりの具材も、全体の割合からすると大きな影響はないことから、お肉やツナマヨといった脂質を含む具もOKなのだとか。その理由は「おにぎり1個での満足度を上げるほうがいいですし、たまになら『ツナマヨ食べた分、体を動かそう』といったモチベーションにもなりますよね」と食事制限のストレスを抑え、継続しやすくする狙いがあるそうです。

 続けやすさでも支持される「おにぎりダイエット」ですが、実践する人から相談が多いのが「パンを食べちゃダメですか?」というもの。パン好きな人は、おにぎりで効果が出ているなか「パンが食べたい……」となってしまうそうです。

一部をパンに置き換えてもOK 専門家と相談して見えたパンの利点

 これまでも小澤さんは、一部をパンで代替する場合のアドバイスをしてきました。菓子パンやバターといった脂肪分が多い食パンなどは避けること。バゲットなど、クラストが硬く食べごたえがあり、脂肪分をあまり使っていないパンを選ぶといったポイントです。

 さらに小澤さんは、パンに置き換えても同じ効果が得られるよう、さまざまな専門家と相談。そのなかで、パンの長所も見えたと明かします。

「専門家の方々と意見を交わした結果、硬いパンは噛む面でメリットがあることがわかりました。たとえば、しっかり噛むことで表情筋を動かすことになるので“小顔効果”も期待できますし、唾液の分泌が活発になるので歯周病や口臭予防にもつながると考えられます。

 また、硬いパンは食事や消化にかかる消費カロリーが高いほか、体質によっては『米よりも粉末状の小麦が素材の食品のほうが、消化がいい人もいる』との意見もあるようで、置き換えもありだと感じました」

 ベースはあくまでおにぎりですが、1日の食事のうち1食をパンに置き換えても同じようにダイエットプログラムを進められると、小澤さんは話します。