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「感謝は一生忘れません」 手書きの手紙に涙止まらず ホテル閉館後に分かった宿泊の真意
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熱川温泉自体の魅力向上が不可欠 「町が活気を取り戻さないと」
追い風を受けても簡単な作業だとは思っていません。
交通アクセスのよい近隣の熱海に比べ、立地で劣る熱川温泉。
「熱川の駅周辺を見ていただいてると思いますけど、現状はああいう状態です。熱海はこの雨でも人がいっぱいいますよね。熱川は雨とか晴れとか関係なくて、全く人がいないですし、ほとんどシャッターです。ここだけ広告を打って、このホテルだけうまくいっても、あっという間に風前のともしびみたいな感じですぐダメになっていく。やっぱり町が活気を取り戻さないといけなくて、そこを改善してここの再生をしていかない限りは、ホテルが何かをやってもいいときはいいですけど悪いときは悪いみたいなことになってしまいます。熱川温泉に来る理由は温泉と言いますが、どこもみんな温泉宿に泊まるじゃないですか。そうじゃなくて、食べるものはこれで、見るものはこれで体験するものはこれだとか、そういうことを明確にしていく必要があると思っています」
エリアの観光熱をどう高めていくかは、全体で取り組むべき課題です。
それでもホテルを再開したい思いは日に日に募ります。
「ホテルライセンスはそのまま維持していますし、ライセンスに必要なものは全て維持してあります」
関野さんはホテルの復活を信じて、東伊豆を盛り上げる活動を続けています。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)