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秋の新ショウガ おすすめの保存方法と食べ方とは おいしいアレンジテクニックを聞いた

公開日:  /  更新日:

著者:こばやし なつみ

切って干して漬けるだけ 新ショウガのハチミツ漬けの作り方

ショウガのハチミツ漬けと新ショウガ【写真:こばやしなつみ】
ショウガのハチミツ漬けと新ショウガ【写真:こばやしなつみ】

 秋にたくさん新ショウガを収穫したら、切ってそのまま漬ける簡単な「ショウガのハチミツ漬け」を毎年作っています。エキスはジンジャーエールに、漬けたショウガは料理に使って消費。材料がシンプルなので、子どもたちと一緒に飲んだり食べたりを楽しめる点も、作り続けている理由のひとつです。

 寒くなる秋冬に向けて、ぴったりな常備菜的存在。新ショウガが手に入る時期に作ってみてほしい一品です。

【用意するもの】
空き瓶(容量500ml~750ml程度のもの)

【材料(目安)】
新ショウガ 300g
ハチミツ  400g ※ショウガの1.3~1.5倍

新ショウガ300gはこれくらい【写真:こばやしなつみ】
新ショウガ300gはこれくらい【写真:こばやしなつみ】

【作り方】
1. 空き瓶を煮沸消毒、もしくはアルコールで内部を拭き上げる
2. 新ショウガを薄くスライスする。切り終わったら、重ならないように並べて表面を乾燥させる。表面の水分が飛んだのを確認したら、瓶にショウガとハチミツを入れる
3. 1~2時間するとショウガの水分が出てくるので、瓶を揺らして、ショウガがしっかりハチミツに漬かった状態にする
4. 一晩漬けたら完成

 3日程度置くと、ショウガのエキスがハチミツとなじんできます。冷蔵保存で、1~2か月程度で消費しましょう。

<活用方法>
・エキスを炭酸で割ってジンジャーエールに
・漬けたショウガを、魚の煮物や肉の炒め物に入れて香味に
・漬けたショウガを刻んで、パウンドケーキやクッキーなどの焼き菓子に入れるとアクセントに

 実は、アレンジがたくさんあるショウガ。バランス良くとって、季節の変わり目も元気に過ごしたいですね。

【参考】
「新版 食材図典 生鮮食材篇」(小学館刊)
「改訂増補 栽培植物の起源と伝播」星川清親(二宮書店刊)
日本薬学会
https://www.pharm.or.jp/yakusou/2023/01/post-78.html
農林水産省 令和5年産作物統計調査結果
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sakumotu/sakkyou_yasai/index.html

(こばやし なつみ)

こばやし なつみ

半農半フリーランスPRプランナー。2009年に大学卒業後、東京のPR会社に就職。PRプランナーとして勤務後、14年に独立。同年、茨城県・水戸の兼業農家へ嫁ぐ。16年9月に茨城県立農業大学校いばらき営農塾(野菜入門コース)を修了、同11月に第1子を出産。現在は少量多品種(年間約30~40種)の野菜を義両親と共に作り、販売する傍ら、平日は執筆、意識調査の設計・分析等の仕事もこなしている。