仕事・人生
「もう帯を口で噛んで結ばなくてもいいんだ」 生まれつき右手がない妻のため夫が相談すると…老舗旅館の粋な計らいに3.8万“いいね”
公開日: / 更新日:
「能登半島地震」で思い出ある加賀屋が休業に…
2024年の元旦、りんりんさん宅に浴衣を作ってくれた人や加賀屋から年賀状が届きました。返事を投函した矢先、能登半島地震が発生。その知らせを受け、大きなショックを受けたといいます。
能登半島地震によって、加賀屋は休業に。震災から2年半ほど経った今も、営業は再開できていません。

今年6月、りんりんさんは夫婦で制作する小冊子「ZINE」に、この浴衣のエピソードをまとめました。
実は当初、このエピソードはZINEだけに掲載する予定でした。しかし、初参加したZINEのイベントで冊子を購入した女性から、「この話を読めて良かった」と直接声をかけられたことが転機に。より多くの人に加賀屋の温かな気遣いを知ってほしいとの思いから、noteやスレッズにも投稿しました。
「本当に心から感動した『日本一のおもてなし』です」と綴ったスレッズの投稿は、3.8万件もの“いいね”を集めました。投稿が話題になった翌日には、浴衣を手直ししてくれた担当者から「見たよ」と連絡が届いたそうです。
「旅館の再建には長い時間がかかると思いますが、営業が再開したら必ずまた夫婦で泊まりに行きます。微力ですが、私の投稿を通して、加賀屋さんが温かくて素敵な旅館だということが多くの方に伝わればうれしいです」
片手で着られる浴衣に込められていた、加賀屋の温かい心遣い。りんりんさんは、営業が再開した暁には、夫婦でもう一度泊まりに行くことを願っています。
(古川 諭香)