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今さらですが「国産牛」と「和牛」って違うの? 牛肉がおいしくなる3つの下ごしらえも解説【大人の家庭科4】

公開日:  /  更新日:

著者:池田 由美

ドリップ、筋、温度 おいしく食べるためのポイント

 牛肉をおいしく食べる基本の下ごしらえとしては、次の3つがポイントとなります。

 
○ドリップ
 肉から出た余分な水分(ドリップ)をペーパーで拭き取りましょう。

 
○筋に切り込みを入れる
 赤身と脂肪の間にある白い筋に、包丁の先で3~4か所切り込みを入れます。裏側も同様に切り込みを入れると良いでしょう。加熱した時の縮みを防ぐことができ、きれいに仕上がります。厚切りの場合は、お肉全体を軽く叩いて筋を切るとやわらかくなります。強く叩きすぎると繊維がつぶされるため、加熱した時に旨みも抜けてしまうので注意。

 
○常温に戻す
 冷蔵庫から出してすぐに焼くと、中まで火が通るのに時間がかかったり、肉汁が出やすくなったりして、硬くボソボソした仕上がりになってしまいます。肉は、焼く少し前に冷蔵庫から出しておくと良いでしょう。触った時に冷たく感じなければOKです。

 
 牛肉を買って来たら、漬け込みをして冷蔵庫に保存しておくと、焼いた時にやわらかくジューシーな仕上がりになります。お肉と一緒に漬け込んでおくと良いのは、すりおろしの玉ネギなど水分の多い野菜、みじん切りしたパイナップルやキウイなどの果物、市販の液体調味料、赤ワイン、酒、ヨーグルトなどです。一緒にジッパー付きの保存袋に入れ、数時間漬け込んでおくのがコツです。

(池田 由美)