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幸せになった元保護ねこたち 野性味を失った子から驚くほどビッグサイズビフォーアフターまで【2020年保護ねこまとめ】
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普段はキリリとした顔つきも、飼い主さんに叱られると…
◯“ヨボヨボ顔”が大反響 都合が悪いと演技をする猫エイズキャリアの元保護ねこ 「表情豊かで人間みたい」(8月5日掲載)https://hint-pot.jp/archives/46746
【プロフィール】
ポッコ爺くん・10歳・男の子
性格:超甘えん坊、飼い主さんをストーキング
タイプ:しょんぼり
ヨボヨボ顔がかわいらしい、通称「ポッコちゃん」こと「ポッコ爺」くんは長い間、野良ねことして過ごしてきた推定年齢10歳の男の子です。普段はキリリとした顔つきですが、飼い主さんに叱られると、すぐに耳を下げ、おじいちゃんのようなこの顔に。実はこの表情、野良ねこ時代からもしていたそう。
ポッコちゃんを保護したのは飼い主である、あゆみおんま(ayumioyabun)さんご自身。勤務先付近を縄張りにしていたポッコちゃんを4か月かけて餌付けし、TNR(一度捕獲し、不妊手術後に再び元の場所に返すこと)をしようと試みました。ところがようやく捕獲したものの、動物病院に入る直前にポッコちゃんが脱走。その場所はポッコちゃんの縄張りからも遠く、再捕獲までの3か月は心配で心配で涙に暮れる日々だったと言います。
その後、無事病院に連れていかれ、さまざまな検査を受けたポッコちゃん。そこで猫エイズキャリアであることが判明。飼い主さんの自宅には先住ねこたちがいましたが、お迎えすることに決めました。最初はとても警戒していたポッコちゃんでしたが、他のねこたちの助けもあり、どんどんと心を開いていったそう。
「ねこをお迎えする場合は、お外で頑張って暮らしている子たちをぜひ検討してほしいです」と話す飼い主さん。5匹の元保護ねこたちに囲まれ、幸せな毎日を過ごしています。
驚異のビフォーアフター写真が話題に
◯元野良ねこの赤ちゃん 3年で大きく成長しすぎてねこの親子に見えないと騒然 「遺伝子マジック…」(4月24日掲載)https://hint-pot.jp/archives/36076
【プロフィール】
つみれくん・3歳・男の子
性格:超ママっ子
タイプ:ギャップ系
アパートの庭に現れた野良ねこが妊娠していたため保護をしたのがきっかけで、4匹のねこの飼い主になったという、えだもも(@edamomo22)さん。保護した母ねこがその後、無事に3匹の子ねこを出産したことから、4匹とも引き取る決意をしました。その中の1匹、末っ子のすみれくんは「本当に親子なの……?」と疑ってしまうほど成長。驚異のビフォーアフター写真が話題を呼びました。
何と体重が7.8キロもあるビッグサイズのつみれくん。飼い主さんによると、ママであるアビーちゃんはとても優しく、子ねこたちはいつまでも離乳をしなかったそう。生後5~6か月頃までお乳を飲み続けており、中でもつみれくんは最後まで離乳しなかったのだとか。その甲斐あってか? アビーちゃんより2回り近く大きい、立派な体格に育ちました。
心優しい飼い主さんに偶然保護され、ママや兄弟と引き離されることもなく、幸せに暮らすつみれくん。今日も楽しくにぎやかに暮らしています。
コロナ禍でますます盛り上がったねこブーム。ペット需要が高まる中、すでに懸念されているのが「飼育放棄の増加」です。今回ご紹介したねこたちも、元は野良ねこや、野良ねこから生まれた子たち。運良く素敵な飼い主さんたちに引き取られましたが、それまで過酷な環境で暮らしてきたことは想像にかたくありません。もしお迎えを検討している場合は、本当に最期まで責任をもって飼えるのか、じっくり考えてみてからでも遅くはありませんよ!
※アカウント名や年齢は掲載時のまま再編集
(Hint-Pot編集部)