ライフスタイル
お正月を締めくくるにはどうすればいい? 行事や食べ物を一気に解説
公開日: / 更新日:
お正月の幕開け 元日の行事、過ごし方
元日は、新しい一年の幕開けの日です。年神様を家に迎える日なので、どんなに忙しい人も家族とゆっくり過ごすのが習わしとされています。
○初日の出
元日の朝に昇ってくる太陽。新しい年の最初の朝日を拝み、幸運を祈ります。特に山頂など高い場所で拝む太陽を「御来光」ともいいます。
○若水
お正月に初めて汲む水を「若水」といいます。かつては元日の早朝に一家の主が井戸や泉、川に水を汲みに行き、年神様に供えました。若水で口をすすぐと、その一年の邪気を払えると信じられてきました。現在は、水道にしめ飾りをつけ水を汲むところもあります。
○おせち
元々は元日に限らず、季節の変わり目(節)の大切な日を祝うため神様にお供えする料理でした。しかし年に何度もある節日の中でお正月が最も重要だったため、おせちといえばお正月の料理を指すようになりました。
新年の年神様にお供えするおせちは、地域や家庭によって違いがあります。保存がきく料理が多いのは、かまどの神様に休んでもらうため、または普段の台所仕事を休むためなどといわれています。
本来はその土地でとれたものを用いますが、現在では山の幸、海の幸を盛り込んだごちそうになっています。それぞれの料理に「子孫繁栄」や「長寿」、「出世」などの意味があり、「福を重ねる」意味から重箱に詰めます。
○お雑煮
お雑煮は、食べることで新年の力をいただくための料理です。京文化の影響がある西日本では白みそに丸餅、江戸文化の影響が強い関東ではしょうゆ仕立てのすまし汁に角餅が主流とされますが、それぞれの地域や家庭によって特徴があります。
○初詣
新しい年になって初めて参拝することをいいます。かつては「年ごもり」として、大晦日から元旦にかけて一家の主が徹夜で氏神様のいる神社にこもる風習がありました。これが大晦日の夜の「除夜詣」と元日の「元日詣」に分かれ、今では元日に食事を終えてから行くのが一般的。