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王室主要メンバーから「引退」させられたアンドリュー王子 スキャンダルが英国に与えたインパクト【後編】
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エリザベス女王チャールズ皇太子森昌利ロイヤルファミリーアンドリュー王子
突っ込みどころ満載 批判と嘲笑の的となった言い訳の数々
○言い訳その2 「ロンドンでは常にジャケットにネクタイを着用していて、こんなふうにオープンカラー(ネクタイを外したシャツ姿)でいることがない」
ジュフリーさんの証拠写真について。そもそもこの写真については「全く撮られた覚えがない」と、完全におとぼけを決め込んだアンドリュー王子だが、さらに上記の「ロンドンでオープンカラーでいることがない」と語った。
この証拠写真については、アンドリュー王子の腰に回した手の位置がやや不自然に見えることから「合成写真の疑いもある」とメディアで王子を弁護する意見もあった。そこで「ロンドンではネクタイを外したシャツ姿でいることがない」と語ることで、本人としては「海外で撮られた写真を合成したのではないか」と示唆したつもりだったのかもしれない。しかしこの言い訳に対しても、ロンドンでアンドリュー王子がノーネクタイ姿でいる写真が相次いで一般から投稿された。
○言い訳その3 「娘の誕生日で彼女を『ピザ・エクスプレス』に車で連れて行った」
ジュフリーさんが王子と引き合わされたという日時。なぜか王子は18年も前の特定された日時に関して、誕生日の娘を英国で人気のピザチェーン店「ピザ・エクスプレス」に車で連れて行ったと語り、完全なアリバイがあるとした。
インタビュアーのメイトリス記者が「よくそこまでどこに行ったのか明確に覚えていますね」と突っ込むと、「私がピザ・エクスプレスに行くなんて本当に珍しいことだから鮮明に覚えているのです」と、よくぞ聞いてくれたとばかりに答えたのだが、この言い訳も物笑いのタネにしかならなかった。
翌朝のワイドショーではアンドリュー王子ほどの重要人物なら常時必ず護衛がついており、「その記録が残っているはずだ」と発言したコメンテーターがいた。しかし現在に至るも、そうした信頼できる筋からの確固としたアリバイは公表されていない。