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農家のおすすめはオクラと秋野菜の組み合わせ 温冷どちらでもおいしい秘伝レシピ2品

公開日:  /  更新日:

著者:こばやし なつみ

食べる直前に刻み大葉をのせると香りが良い【写真:こばやしなつみ】
食べる直前に刻み大葉をのせると香りが良い【写真:こばやしなつみ】

冷たくすればさっぱり冷や汁風 温かくすれば体ポカポカ

 夏野菜の定番ナスも秋まで収穫できます。また、露地の新ショウガも収穫が始まる時期です。そこでオクラと秋ナス、新ショウガを組み合わせたスープがおすすめ。冷たくするとすっきり飲めて、温かくすると体がポカポカになります。もし新ショウガが手に入ったら、おろしたてを入れると風味が増しますよ。

 オクラのとろとろ食感でのど越しが良く、食欲がない時にもつるっと食べられるので体調が少し優れない時にもおすすめです。先にご紹介した「オクラのおかか和え」がある時は、それをそのまま使ってもOK。おいしい上に時短で助かります。

○秋ナスとたっぷりオクラのショウガ卵とじスープ

【材料】(2人分)
秋ナス       1~2本
水         300mlほど
A鶏がらスープの素  大さじ1
Aみりん       大さじ1
Aしょうゆ      小さじ1

オクラ        5~6本
Bすりおろしショウガ 小さじ1(お好みで)
B卵         1個

1. 秋ナス、オクラをお好みの形で一口大に切る
2. カットしたオクラとBをお椀に混ぜておく
3. 鍋に湯を沸かし、秋ナスを入れて中火で煮る。煮立ったらAを加えてさらに中火で5分煮る
4. ナスが透き通ってきたら、火を強火にして2を回し入れる

最後に溶き卵と入れる。オクラの食感も残っておいしい【写真:こばやしなつみ】
最後に溶き卵と入れる。オクラの食感も残っておいしい【写真:こばやしなつみ】

5. 中火で1分煮て、フタをして完成。余熱で卵がふわっとした食感になる

【参考】
「改訂 増補 栽培植物の起源と伝播」(著者:星川 清親、発行:二宮書店)
「新版 食材図典 生鮮食材篇」(監修:芦澤 正和/飯塚 宗夫/武田 正倫/成瀬 宇平、発行:小学館)
JAグループHP「夏・秋の旬野菜オクラ」
https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=47
東京生薬協会「季節の花(東京都薬用植物園)トロロアオイ(アオイ科)」
https://www.tokyo-shoyaku.com/ohana.php?hana=183
JA北越後HP「野菜もの知り百科 モロヘイヤ(アオイ科ツナソ属)【JAコラム】」

野菜もの知り百科 モロヘイヤ(アオイ科ツナソ属)【JAコラム】

(こばやし なつみ)

こばやし なつみ

半農半フリーランスPRプランナー。2009年に大学卒業後、東京のPR会社に就職。PRプランナーとして勤務後、14年に独立。同年、茨城県・水戸の兼業農家へ嫁ぐ。16年9月に茨城県立農業大学校いばらき営農塾(野菜入門コース)を修了、同11月に第1子を出産。現在は少量多品種(年間約30~40種)の野菜を義両親と共に作り、販売する傍ら、平日は執筆、意識調査の設計・分析等の仕事もこなしている。